県南の代表的ヒルクライムコース
コース難易度:4
体力レベル:5
![]() |
海南町と上那賀町の境にある霧越峠へは徳島市内からだと200kmを超える。国道55号線で海南町まで南下し、海部川沿いを北上して霧越峠に至る南回りのコースと国道195号線で那賀川沿いに遡って上那賀町側からアプローチする北回りのコースがある。霧越峠の登りを堪能したいのであれば、南回りがお勧め。 国道55号線で南に向かうと阿南市の福井ダムのあたりからアップダウンが多くなってくる。星越トンネルを抜けると日和佐までは下り。日和佐からは時間と体力に余裕があるなら南阿波サンラインを走るのもいいだろう。また、そのまま国道を走った場合は牟岐川を渡ってすぐ右折し県道37号を進めば、ヤレヤレ峠経由で海部川中流部へショートカットできる。牟岐からそのまま国道を海南まで向かうと道路わきに海が現れる。八坂八浜といって、浜と坂が交互に現れる景色のいいポイントで、いかにも県南に来たという感じになる。 海南町まで来たら役場前の交差点を右折し国道193号線に入る。霧越峠の案内も出ているので見落とすことはないだろう。ここからは海部川沿いに上流へ向かう。以前は細い道であったが、年々道路改良が進み、今では下流から中流域にかけて拡幅されて走りやすい道になった。交通量は少なく、海部川を眺めながらの走行は気持がいい。海部川は清流で夏になれば、川で人々が泳いでいる姿をよく見かける。 轟の滝方面への分岐のある皆ノ瀬を過ぎると、いよいよ霧越峠への登りが始まる。ここから霧越峠までは約11km。平均勾配6.1%の登り。極端な急勾配はなく平均している。峠の標高は約760m。大越と並んで、県南最大級の登りであり、ヒルクライム愛好家にも十分満足いただけると思う。 登りも大詰めにさしかかったところで右脇から上那賀町から上がってきた六丁轟林道が合流してくる。この林道は全線舗装されていてロードでも走行可能。林道の合流点から先は勾配も緩やかになり、一息で峠に到達する。霧越峠からは、好天に恵まれれば海まで見渡すことができる。 ただし、霧越の名のとおり、雲がかかることが多く、平地は晴れていてもここだけ雨ということもめずらしくない。海上から湿った南風が吹けば、最初にこの山にブチあたるためで、地形的な宿命といえよう。過去にも何度か登りの途中で土砂降りの雨に見舞われている。下りで体を冷やさないためにも、簡単な雨具を持参することを薦める。ポリ袋に頭と手を出す穴を開けたようなものでも、あるのとないのではずいぶんと違う。 峠をパスしたら上那賀町海川へ抜け、国道195号線を那賀川下流に向かって帰路につくことにする。峠から北側の道は木々の中を緩やかに下っていく。夏はかなり涼しく、登りで火照った体を冷ましてくれるので気持ちがいい。ただし、路面は道幅が狭く舗装も傷んでいて、これでも国道かと疑いたくなる。落石に注意するほか、日陰に生えた苔にも要注意だ。迂闊なブレーキングはスリップダウンにつながる。 クネクネと長い山道だが、家が現れるようになると道幅が広く直線的になってスピードが出るので、そこから国道まではあっという間だ。国道195線に出た後は阿南方面へ向かうが、元気があれば出合で左折して、木沢から土須峠か八重地を越えて帰るのもいいかも?ちなみに徳島までは土須峠を越えて神山から帰る方が阿南回りで帰るよりも一応距離としては短い。 ※那賀町側復旧工事完了。通行可能です。ただし、一部拡張工事中で未舗装部分があります。ロードでの走行は一応可能。それ以外の部分も相変わらずの酷道ですが…。(2007年4月現在) |