実施日 平成19年2月18日
行程  南あわじ市緑庁舎〜柏原山〜モンキーセンター〜諭鶴羽山〜上田池〜南あわじ市緑庁舎




水仙の咲く頃に実施しているこのツアーも’04年&’06年に続き、今回で3回目となりました。
MTBにしては走行距離が60kmにおよびヒルクライムも2回というタフなコースですが、
きれいなポイントが多く、ツーリングの楽しさが凝縮された名コースとして早春の恒例行事となってきました。
今年は当初、土日は天候が悪く、実施は無理と思われていたのですが、
前日になって日曜日は回復するという予報になり、晴マークも出たところで、思い切って実施することになりました。


【スタート】
今回は吉野川のほとりからの、やまさんとSKBCの、ま〜し〜さんが参加。

他のメンバーはオルベア師、あっちゃん、k-mori氏、鳴門先生、きょうのさん、ピナレロ氏、
さすらいオ〜ノさん、レオナルドさん、S藤君そして、あべ&サポートのN川君の総勢13名。

鳴門先生は直接現地へ、残る12名はクルマ3台に分乗して淡路へ向いました。
徳島では昨夜までの雨が上がり路面も乾いてきていたのですが、
鳴門大橋を渡ったあたりから、空の色は暗くなり、路面もまだ濡れたまま。
フロントガラスにぽつりぽつりと雨が当たるようになりました。
北へ向うほど回復が遅れている模様。
高速を走るクルマの窓から見る淡路の東側はすっぽり雲に包つつまれて、
どこに諭鶴羽山があるのかさえわかりません。
洲本インターチェンジで高速を降りて、鳴門先生と合流の後、南あわじ市緑庁舎へ。
午前9時30分、天候の回復を祈りつつスタート。

雨が上がったばかりという感じの、水気の多い空気の中を12台のMTBが走り出しました。

9:30am南あわじ市緑庁舎スタート 柏原山へ…しかし、進む先は真っ白 柏原山フライトパークにて

【柏原山へ】
緑からは洲本ゴルフ場の南側を回って柏原山の登り口へ向います。
これまでは山の形を見て方向を確認しつつ走っていたのですが、今年は肝心の山が見えません。
仕方なく適当に走っていたら、とんだ見当違いで、見たこともないダムが目の前に出現。
いきなり迷走かと心配させてしまいましたが、すぐにやまさんが地図で現在位置を確認。
少し遠回りになっただけで事なきを得ました。
いや〜、こういう時は平地でもコンパス見た方がいいですね。

軌道修正の後、柏原山へ。
山道に入ると、いちだんと湿度が高くなったような気がします。
柏原山の登りは前半が緩やかで後半がきつくなるというパターン。
始めは少し肌寒さが残っていましたが、すぐに額に汗を浮かべながらの登坂となりました。
平地から見上げていたとおり、登るにつれて霧(雲)が濃くなり、フライトパークではせっかくの展望もゼロ。
晴れていれば洲本方面が見渡せるのですが…残念。

峠にある公園でも真っ白 南側に出たとたん視界が開けた! 貴重なold KLINE あっちゃん
SKBCから参加のま〜し〜さん 頑張った、きょうのさん さすらいオ〜ノさん&ピナレロ氏

【柏原山南面】
午前中はダメ。
午後からの天気の回復に期待しつつ柏原山からのダウンヒル。
すると、突然視界が開け、紀伊水道が飛び込んできました。
「見えたーっ!」
報われることのない登坂とあきらめたところだったので、感動もひとしおでした。
柏原山の南側はアカガシに覆われた山肌をクネクネと伸びる道。
ガードレールもないコンクリート舗装の狭い道。
それがいいのです。
クルマにとっては最悪の道でも、自転車にとっては最高の道なのです。
道路沿の椿が花を添えて1年ぶりの私たちを迎えてくれました。
所々に対向車注意の看板。
この幅員で不意に対向車が現れたら…怖いですね。スピードは控えめで下ります。

オルベア師 お地蔵さん、他にも古い道標が 紀伊水道、青空が恋しい…

見晴らしのいいポイントでは立ち止まり、少しでもいい写真を残そうとデジカメタイム。
ピナレロ氏はビデオ持参。また、映像を見せてくださいね。
沿道には所々に休憩用の東屋が設置されています。
最後の東屋は友ヶ島海峡を見下ろせる絶好のポイント。
今回もここで小休止して海峡ウォッチング。
ここに橋を架けたら…それは紀淡海峡大橋…第二国土軸などというお話も出ていました。
う〜ん、壮大な計画ですが、今となっては絵に描いた餅か?


そんな私たちの無駄話の間、やまさんは背後の斜面に登り、デジカメを構えていました。
ホームページにアップしているきれいな写真は努力の賜物なんですね。
今回の冴えない天気の下でやまさんがどういう絵を切り取ったか?
それは、吉野川のほとりからでご覧ください。

紀伊水道ビューポイント 友ヶ島が手に取るように わずかながら青空が覗いてくれました

【モンキーセンターへ】
正午過ぎ、柏原山からの下りを終え、県道76号に出てきました。
結局、柏原山では一台のクルマにも遭いませんでしたが、県道に出たとたんにクルマが多くなりました。
立川水仙郷を通過し、小さな峠をパスすると、山道から海岸沿いの道となります。
陽光をいっぱいに受けて走りたいところですが、午後になっても、いまいち冴えない空模様。

k-mori氏、県道に出たところ 高校生S藤君 サンパウロから参加レオナルドさん・右

せっかくのシーサイドライドなのに…これまた残念。
海の色もマリンブルーではなく、雨の後独特のくすんだ薄緑。
この区間はのんびりサイクリングのはずが足早にモンキーセンターを目指していました。
午後12時40分、モンキーセンター到着。
今年もここで昼食です。
食事を持参していたやまさんと鳴門先生以外は食堂「ちゃりこ」へ。
でも、海を眺めながら食べた方が美味しそうでした。

吉野川のほとりからの、やまさん 青い空と青い海のはずが… 黒岩到着

【諭鶴羽山・近畿自然歩道へ】
モンキーセンターを出発し、黒岩水仙郷を通過。
既に水仙の花は盛りを過ぎている感じ。
ま〜し〜さんは先月黒岩水仙郷を訪れたとのことで、
その時は水仙が満開を迎えていたけど、人出の多さもかなりのものだったそうです。
午後1時40分、灘黒岩に到着。小休止の後、いよいよ諭鶴羽山の登りに取り付きます。

黒岩名物の激坂! 高度感のある登り、水平線上は沼島 鳴門先生

黒岩からの激坂は今年も健在。苦しいけど、これがまたいいんです。
その激坂も1kmほどで勾配が緩やかになり、そこからさらに約4kmで諭鶴羽の尾根へと至ります。
道沿いに自生する水仙を眺めつつ進んでいくとやがて鹿よけのフェンスが出現。
フェンスをくぐり、500mほど進むとダート区間となります。
天気がよければ木漏れ日のアカガシ林の中を気持ちよく走れるのですが…。
これまた残念というほかありません。
でも、みんなとおしゃべりしながら、林の中を進んでいくのは至福の時間と言えますね。


午後3時、尾根に到着。ここの標高は約470m。
標高608mの諭鶴羽山頂までは、あと1.2km。
絶景の望めない山頂に向うより、いっそこのまま下山する方がいいのでは?と少し迷ったのですが、
ここまで来て山頂に寄らないなんてないよな〜と、思い直して雲の中へと向いました。
ただし、今回は諭鶴羽神社には寄らずに、直接山頂を目指すことにしました。
山頂が近づくにつれて視界は閉ざされ、
巨大な電波塔も目前まで来て初めて存在に気が付くありさま。
ここは雲の真っ只中。

コンクリート舗装の急勾配を登り詰め、最後は10メートル程の押し登りを経て山頂へ。
一応、記念撮影しましたが、ご覧のとおりです。
晴れていれば東側に諭鶴羽山脈と友ケ島〜和歌山方面の展望が得られるのですが…。

尾根をたどって諭鶴羽山へ 最後の押し登り 諭鶴羽山…ここもまた雲の中

【下山、上田池へ】
下山は悪天候のため、全員上田池へ降りるコースを辿りました。
いったん黒岩への分岐まで戻って、さらに尾根筋を東へ。
この道は昨年やまさんが白崎から辿ろうとした道そのもので、
今回はその道を逆に走ることになりました。
黒岩への分岐から2kmほど西へ登ったところから一気にダウンヒル。
諭鶴羽古道と比べて味気ない舗装の下りですが、悪天候と時間的余裕のなさから苦渋の選択とさせていただきました。
シングルトラックのロングダウンヒルは次回ということでご容赦を。
こちら側の下りで唯一の見所は上田池。
ここを訪れるのは2003年に初めてこのツアーの下見に来たとき以来。
広い池を堰き止めているのは古いダムで、起工が大正15年、竣工は昭和7年とあります。
石を積み上げたダムは近代的なそれとは違って、西洋の城を思わせるような趣が感じられます。

上田池 古いダムです ツーリング終了、お疲れさまでした 岩屋へ向けてスタートでしたが…

【無事終了】
上田池で小休止の後、帰路につきました。
国道28号線に出る頃は、夕方が近づき、寒さを感じるようになってきました。
道路にある気温表示は10℃。
しかし、体感的には一桁といった感じです。
淡路島牛乳を通過し、小さな峠を下ると、ほどなくなくスタート地点の南あわじ市緑庁舎が見えてきました。
到着時刻は午後4時30分。あいにくの天気の中、終了時間だけは、ほぼ予定どおりとなりました。
みさなんお疲れさまでした。
そして、N川君サポートありがとうございました。

【おまけ】
鳴門先生はこの後、岩屋まで走り、奥様&みいちゃんと合流するんだとか。
スゴイ!みんなが帰り支度の中、唯一サイクリング続行。ガンバレ鳴門!
ところが、走り出して300mも行かないうちにお迎えが…。
とりあえず、岩屋まで走らなくて済んでよかったですね。