法皇スカイライン〜翠羽高原

Cycling Diary


■実施日:平成21年9月20日
■参加者:7名
■コース:伊予三島運動公園〜川之江〜堀切峠〜法皇スカイライン〜翠羽高原
            〜金砂湖〜ゆらぎの森〜金砂湖〜法皇トンネル〜伊予三島運動公園
■走行距離:約87km
■天 候:晴れ

 9月も下旬、日中は夏の強い日差しから、だんだん秋の柔らかな日差しになってきました。 秋の大型連休、できれば1泊2日程度のツーリングを実施したかったのですが、 事前に打ち合わせすることもなく、来月にはしまなみサイクリングを控えているということで、 今回は日帰りで四国中央市の翠羽高原へ出掛けることにしました。 コースは伊予三島をスタート、川之江から堀切峠へ登り、尾根伝いに翠羽高原まで走るというもの。 さらにその後、翠羽高原から金砂湖へと下り、県道6号を銅山川沿いに走る予定。

 午前6時TOKU集合。今回の参加メンバーは、オルベア師、けいじ@、A松さん、SA藤さん、O山さん、おにへーさん、あべの7名。 クルマ3台に分乗し、徳島から高速で西に向います。 途中、吉野川SAで休憩の後、午前8時過ぎに伊予三島へ到着。 徳島では昨日からの強風が今朝になっても残っていましたが、こちら瀬戸内側ではほとんど無風といっていい状態。

伊予三島〜川之江〜堀切峠

 伊予三島運動公園にクルマを置き、午前8時50分スタート。 国道11号で川之江へ。 まだ気温は上がりきっておらず、ジャージに当たる空気が冷たく感じます。 午前9時30分、川之江から県道5号。 ここからは登り。 最初は緩やかな勾配ですが、登るにつれて10%ほどの急坂が断続的に現れるようになってきました。 しかし、この県道は改良されて幅が広いうえに、交通量が少なくて走りやすい道でした。スタート直後で体がフレッシュということもあって、 調子に乗って登っていったら、堀切トンネルまで来てしまいました。 予定していたルートはトンネルよりも1.7kmほど下の分岐を右折でした。 でも、引き返すと折角ここまで登った分が無駄になるので、 トンネルを抜けて南側の国道319号から堀切峠へ登ることにしたのでした。 とりあえずは柔軟に対応できるコースでよかったぁ。

三島運動公園 県道5号 国道319号
伊予三島運動公園をスタート 県道5号 堀切トンネルから国道319号へ

堀切峠〜法皇スカイライン〜翠羽高原

 午前10時17分堀切峠到着。峠の標高は約480m。 峠からは尾根伝いの細い道になりました。 緩やかなアップダウンかと思っていたら、 堀切峠から約2.6km先にある川之江市民の森までは急勾配の連続。 市民の森の標高が約760mで、堀切峠からここまでは標高差280m、平均勾配10.6%の急登でした。午前10時40分、 市民の森を過ぎるとようやく尾根道らしいアップダウンになりました。 直線的に延びる道路とその向こうに広がる抜けるような青空が秋を感じさせます。幅員は1.5車線で決して広くはないのですが、クルマはほとんど通りません。 ただ、残念なのは道路の両側を木が覆っている部分が多く、あまり展望がないこと。 

国道319号から堀切峠へ 尾根道を行く 勾配緩くなる
国道319号から堀切峠へ 川之江市民の森付近 樹木で視界 が遮られる所が多い

 平石山を過ぎて約2.5kmほどで三角寺の方から上がってきた道が合流。地図ではこの道が法皇スカイラインとなっています。翠羽高原に向う最後の 登りをしのぐと、前方に展望台が見えてきました。3人のローディが逆方向からやってきます。午前11時20分、展望台到着。ここは国道319号から上って きた道との合流点。お昼近くなって気温も上がり、もう肌寒さは感じなくなっていました。折角来たのだからと、翠羽峰へと登ってみることにしました。翠羽峰 の標高は約890m。眼下には三島―川之江の市街地が広がり、燧灘を遠望することができました。

翠羽高原へ 最後の登り 翠羽頂上から三島川之江方面を見下ろす
翠羽高原でローディ(地元?)とすれ違う 翠羽峰の頂へ向う最後の急登 翠羽峰頂上から川之江方面

翠羽高原〜展望レストラン〜ゆらぎの森

 翠羽峰でのんびりしているうちに正午となり、そろそろお腹が空いてきたのですが、 ここにはレストランも無く、金砂湖へ下りることに。金砂湖まで下りてくると今度は暑くなってきました。 湖畔には自販機しかなかったので、小休の後、銅山川沿いに上流に向いました。 県道6号は交通量が少なく走りやすい道。景色は那賀川沿いの鷲敷や相生あたりと似た感じ。 途中、富郷ダムの上流、ダム湖(法皇湖)を見下ろす展望レストランで昼食としました。 遅めの昼食、ところが店内には客が多く、注文した物が出てくるまで相当待たされてしまいました。 ちょっと時間がもったいなかったのですが、最後には時間がかかったということでアイスコーヒーをサービスしていただきました。

県道6号 展望レストラン
ゆらぎの森
県道6号 富郷付近
展望レストランへ ゆらぎの森 藤のドーム

 展望レストランを出たのは午後2時15分。だいぶ時間が押し迫ってきましたが、ゆらぎの森まで走って引き返すことにしました。午後2時30分過ぎ、ゆらぎの森のへ向う分岐に到着。天皇橋という大層な名前の橋を渡ると、あと3kmの表示。しかも登り。こっちの心がゆらいでしまいそうになりつつ、4時50分ゆらぎの森到着。中央には大きな藤のドームがありました。

藤ドーム
ゆらぎの森 藤のドーム内にて

ゆらぎの森〜伊予三島運動公園

 午後3時15分過ぎ、ゆらぎの森をスタート。 体がだいぶ重くなってきていましたが、復路の県道6号は下り基調で、速い速い。 あっという間に金砂湖まで帰ってきました。 最後は幅員の狭い法皇トンネルを抜け、伊予三島へ一気に下っていきます。 午後4時30分、運動公園へ帰還。走行距離は約87km。

県道6号帰路 法皇トンネルへの登り 展望台
帰り道 影が伸びてきた 法皇トンネルへ向う最後の登り 伊予三島へ下る途中の展望台

 今回走った堀切峠〜法皇スカイライン〜翠羽高原はトラバースコースですが、石鎚山系の瓶ヶ森林道と肩を並べる程のコースという訳ではありません。 スカイラインという名の割には、観光用道路としての整備はあまりされていません。 幅員も狭くてやや地味な印象。 尾根伝いの道であるにもかかわらず、あまり展望が利かないのもちょっと残念でした。 しかし、幅員の狭さや交通量の少なさはサイクリングにはかえって好都合。 市街地から近く、アプローチが短いことも、サイクリングコースとして利用しやすいものとなっています。 銅山川沿いの県道6号も交通量が少なくてサイクリング向きの道。 今回はゆらぎの森までの往復となってしまいましたが、できれば大永山トンネルを抜けて新居浜に至る周回コースで走ってみたいものです。

マップ
走行コース:伊予三島運動公園〜川之江〜堀切峠〜法皇スカイライン〜翠羽高原〜金砂湖〜ゆらぎの森〜法皇トンネル〜伊予三島運動公園